最初に

どこでもシーバッシングは可能だ!!
そう、日本全国ほぼ全域にわたって海岸沿はシーバッシングが可能だと思っていいだろう。
そして、驚くほど生活圏の近くに彼らは生息している。
つまり、そんなに遠出しなくても案外近場にシーバッシングを楽しめるポイントが存在するのだ。

わたしは千葉在住だが、会社の帰りに気軽に1時間釣行、なんてことが非常に多い。
餌を必要としないため、車にタックル一式を積んでおけば、いつでも気軽に楽しめるのがシーバッシングの特徴だろう。
こんなに気軽に楽しめるフィッシングを始めない手はないと思われないだろうか。

わたしも最初、こんなに身近でスズキと接する事が出来るなんて思いもしなかった。
どこか遠い世界にいる物好き連中の特異な楽しみの一種と感じていた。
ところが自分の住んでいるすぐ近くがフィールドである事を知ってびっくりしたものだ。
すぐに情報をかき集め、装備を一通り揃えてシーバッシングの世界に飛び込み、そしてのめり込み現在に至っている。

私がすんなりとシーバスフィッシングを始める事が出来たように、恐らくほとんどの人は簡単にこの素晴らしい世界の扉を開く事が出来ると思う。
しかし、簡単に始めるといっても、一通り揃えて置かなければならない、あるいは揃えたほうがよい装備がある。
また、意気込んで始めたもののなかなか最初の1匹がゲットできなかったりして、気落ちしたり焦ったりして、悩んでしまうかもしれない。

わたしも簡単に始めたものの、最初なかなかシーバスにお目にかかれずに、あやうく挫折しかけたものだ。
これからシーバッシングを始めようと考えている方や、初めて間も無い方も、同じような経験をするかもしれないし、現在そのような状態にあるかもしれない。
そんな方のためにこのシーバッシングの「すすめ」が少しでも役立てば幸いだ。

この「すすめ」はあくまでも気軽で簡単なシーバッシングを楽しんでもらう事をメインの目標としている。
私自身そんなフィッシングをいつも楽しんでいる。
ここでは手軽にシーバッシングが可能な、港湾部の堤防や護岸、あるいは河口部、そしてサーブなどがステージだ。
荒波襲う磯場でのヒラスズキなどは眼中に無い。っと言うかわたしもそんな経験はほとんど無いので助言できる立場に無いのだ。
あくまでも身近で身軽なフィッシングをお勧めするものだ。

必ずシーバスはゲットできる。そしてそれはあなたの楽しみとなるはずだ。
苦労して時間を掛けてゲットした最初の1匹は、非常な感動や興奮をあなたに与える事だろう。
初めてのシーバスを手にしたその時!、手は震え、ひざはがくがく、喉はカラカラ...の興奮をきっとあなたは体験することだろう。
是非その感動をあなたに味わってもらいたい。

さあ、始めよう。シーバスフィッシング!!